作品解説

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「”ある”ものはなくても”ある”」

特筆して何かを持っていたりすることは常になかった。それでも「ある」。そういうものを信じるようにしている。 誰かに盗まれたり、取られたり、あげたら無くなるものは「ない」と仮定している。 「ある」ようで「ない」ものは不安定...
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「塵に聴く」

分解すると、きもちという不確定なものも振動のひとつである。 例えば言葉を扱う場合、震わせた声帯から成り立つ微細な揺れが周囲を漂う。 それは視覚ではなく振動を受け止めた思考からなる個々人の好嫌を左右する現象となる。 ...
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「ひつようだから、”ある”」

二元論であるような錯覚から芸術は自由にしてくれるものでありたい。 常態は正解も不正解もなく、必要も不必要もない。 そこに立ち戻れるものが芸術であり空想という空間になる。 生きていると迫られがちであり、かく云う...
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陶芸作品 / 蕾口漆黒織部掛分豆木鉢

芸術の作法を考えるとき茶の世界で云う景色という言葉に当てはめてみたい 在る想像を具現化した現象存在を確立した瞬間其れは鑑賞者への愛に溢れている 眼前の作品をどう愛でようか感覚を研ぎ澄ませ、流...
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